ザビさんのながーいリフレクター、全体で45cm近くある
こんな長いなら、光らせたら映えるだろうと妄想するけど・・・
どこを探してもザビ用LEDリフレクターは売ってない
Aliでも一つぐらいは売ってんじゃないかと探すけど、ない。
日本車だと、結構色々売ってるのに、やっぱニーズがないのか?
ということで。
探しても ないなら作ろう LEDリフレクター(字余り)
必然的に純正パーツ加工しか手がない。
交換するならサクッと行くと思うんですけどねぇ。。
ついでなので、左側のリアフォグも増設。
目次
How to custom
いつもの構想
ターゲットはここんとこ
いくつか見積もりとってみるけど、純正セットだと2.5万ぐらい
右を流用して、左にEU仕様を買うとしても、1.7万ぐらい?
Aliで探しても、前期仕様は時々見るけど、後期仕様ないんですよねぇ
ということで、ヤフオク徘徊し続けて数ヶ月?
やっと、入手した中古品、1万ぐらいだったので結構お得でした
貴重品だけど、これ加工していきます。
リアフォグ部分外して比較
左右対象なので、ユニットの移植は簡単そう
ペラペラのリフ部分を調査
空気穴から爪楊枝差し込んでこの線辺りまで差し込める。
でも、ここで当たるってことはリフレクター内部にはほぼ隙間なさそう。
ということで
外周も接着されていて、殻割りも難しそうなので裏にスリット切って、こんな感じで配置する計画
取付部がでかいけど、加工したらなんとか上下に配置できそうです
表にマスキングして、配置を書いてみます
装着のイメージはこれぐらい
上から照らして見ると、反射板の部分も光を通すので問題なし
結構明るそうです
リフレクターは平面に直角でついてる感じに見えてたけど、少し角度がついています
意外にも取り付けると若干、上向きになるよう
ここは取り付けを少し削って加工予定
妄想はこれぐらいで、あとはやりながら考えます
リアフォグから加工
とりあえず、左のリアフォグから加工。
どうでもいいが、リアフォグなのか、バックフォグなのか、いつも迷います。
ドリルで穴あけして、カッターとデザインナイフで穴を開けていきますが、透過部分がクリアな上に距離が近いのでかなり気を使います。
まぁ、完璧にはいかないのでところどころ傷つきます
穴が空いたら、ユニットはめてみます。
ユニットはめると傷が目立たなくなりました
発光も問題無し。当たり前ですが
これだけでもEU仕様を買わないですみました。
スリット部分加工
ここからが長い戦いです・・・
裏側上下にLEDはめるスリットを切っていきます
まずはノーマル裏側、これは右サイドですね
3mmのアクリル角棒があったので、それを基準に穴あけをしていきます
取り付け部のわきにも突起がありますが、これは車体とのクリアランス用?
よくわからないのでできるだけ残す方向で。
取付部の脇を直線的に通せる位置が取れるよう、邪魔な部分を少し削っていきます
地を整えたら、マスキング貼って位置出し
下側は一番内側の下の突起までが制限
上側は空気抜きの穴が制限になるので
そこからテープLEDテープの長さ分でケガキます
ケガいたらマスキング剥がして加工開始。
ひたすらドリルで下穴を開けて・・・
カッターで穴を広げて・・・
デザインナイフで整えて・・・
スリットを切っていきます。
スリットが完成するとこう
と、サクッと書いてますが、これだけでコツコツやって2週間程かかりました
当初予定では、全体にスリットを切ってしまって、強度は補強入れようと思っていましたが
リフ内部になんとかLEDテープが通せそうだったので、取付部分だけは残してスリットを切っています。
これで強度は大丈夫そう
左右対称、と言いたいですが。
右側は構想しながらだったので若干削りすぎてます
割れないことを祈ります。
一旦裏にLEDテープ留めて適当にテスト
この光り方も面白いかも。
内側の端は差し込めたので、内側いっぱいまでLEDテープ入れてます
LEDテープ埋め込み
リフの中にLED入れていきます
個体差だと思いますが、左側の外側はかなり隙間が薄めで入れづらい。
テープLEDは裏の両面テープ粘着部分を剥がしてきれいにしています。
これで差し込めるギリギリの薄さ。
表面はシリコンで摩擦強めなので差し込みづらいですが、逆にこれなら固定しなくても中に落ちちゃうようなことはなさそう
ある程度差し込んだら配線をはんだ付け
例によって3mm幅なので細かい・・・
はんだ付け部分はショート防止にハヤコートで絶縁処理
配線がついたらクッションテープを小さく切って隙間埋めときます
ここまでやったら点灯しつつ、差し込み位置を決めて整えます
なんとなく完成形が見えてきました
下側は多めに差し込んで、少しだけ上まで照らすようにしています
放熱板取り付け
このLEDテープ、480LED/mという球数に比例して、けっこう発熱します。リフレクターは外装で当然水もかかるので、必然的に密閉しないと。
電流制限すればそれなりに発熱押さえられますが、できれば念のため放熱板作ります
結局、上下二本を直列に繋いだらかなり熱は押さえられましたが、明るさ的に電流制限はしなかったので、これはこれで良かったかなと
まずは熱伝導両面テープを細く切って、LEDとテープの裏側に貼っていきます。
そもそもがPC内部の熱対策用なので、耐久性は微妙ですが、あまり選択肢がありません。
放熱板の材料は色々と探しましたが、あまりいいものがなく・・・
3mm幅アルミ角材なんてものが加工しやすそうで理想だったんですが、ないですね。
特注するとコストもアップします。
ということで、これ、ワイパーゴムの板バネ。硬いですが、頑張れば切れました
廃材利用でSDGs対策。
板バネの長さを切って、バリを落としたら適当に曲げて形を合わせます
板バネ一枚では薄いので、ここも熱伝導テープで2枚張り合わせてかさ増しします
できたら、スリット部分に貼り付け
放熱板がうっすらはみ出るぐらいになります
端の配線部分は下側を開けて、段差構造
あとはひたすら、放熱板貼り付け
切断で手が痛くなるので2日ぐらいかかりました。。
こういうとき電動工具があればなぁと思いますが
だいたいいつも後の祭り。
温度計測してみます
さわれないほどではないけど、結構熱くなっています
これは片側だけ直接電源に接続したフルパワー状態。一番明るいパターン
このあと色々と組み替えたり、電流制限試したりで
上下直列につなぐと、明るさもそこそこ確保、ほぼ発熱しないぐらいになりました。
この時期(11月)なので、冷却はオーバースペック気味にやっておかないと、夏場は怖いです
背面処理
裏面は全面アルミテープ。
コーキングも考えましたが、放熱考えるとこちらの方がよさそう。
貼り方を変えて2層~6層ぐらいまで貼ってます
上は一層目を貼ったところ
矢印部分は放熱板の隙間で凹んでいるので、4枚重ねてエッジ部分保護と段差解消
最後は大きめに貼ってなめらかにします
前後しますが、端の配線部分も黒テープでカバーしてます
アルミテープだけでは隙間を埋めきれないので、光らせながら穴を埋めていきます
コーキング代わりにゴム質の接着剤をぬりぬり。
固まるとゴムになります。
これで背面処理は終わり
配線加工
作業前後しますが配線加工
上下のLEDはここで直列接続にして、テープLED電源用に+-2本配線はんだ付け
この上にアルミテープ貼るので、配線は整えておきます
固定は薄めにしたいので、両脇に厚めの両面テープ貼り付け
その上からビニールテープでカバーしておけば、ほぼ大丈夫
実績有りのいつも使う手です
右側配線
上が右単独の配線つけただけ、下が左側への分岐を追加
リアフォグ+テープLED用で4極配線を回します。
今回は外装なので、防水コネクタ使います。
LEDへの給電は手持ちの余剰品、色的に住友電装090型MT防水ですね。
防水コネクタはゴムが入っているけどギボシ加工とさほど変わりません
【参考】手動工具(ハンドツール)を用いた防水端子のカシメ方
左への分岐配線はこんな感じです
基本的に左右の配線は同じ仕様にして、左はLED給電だけなし
防水コネクタは上側のハウジングがかぶる形になるように配置
右側配線完成。
テサテープを巻いてそれっぽくしておきます
左側配線
こちらも、このあとテサテープ巻いて仕上げ
左のリアフォグは使わないですが、何かあったときに流用できるように残します。
使わないので、ピンに油差して適当に塞いでおきます
左右のわたり配線も作ります
バンパー内部を実測して、130cmぐらいなので、余裕みて140cmで作ります。
こちらはオスコネクタで、両側同じ仕様
左右入れ替えても使えます
コルゲート巻いて仕上げます。端はテサテープで仕上げ
ギボシ部分はバックフォグOFF用(アース側)
防水端子ではないですが、ここはショートしてもいいので、これぐらいで。
リフ取り外しと下配線
調査の時からやってますが、リフレクターの外し方です
リフレクターはこの差し込みと、端のT20のトルクスで止まっています。
ここは裏側から手でとれるので、端を外して表からテンションかけておけば、取り外しは問題なし
これが厄介なT20のトルクスネジ
はっきり言って、このネジがなくても取れないと思いますが。
写真は左側、見ての通り(見づらいですが)、バンパーステーの裏側にネジが半分被っています
このままではドライバーはいらないので、バンパーフェイスをたわませつつ、外します
タイヤハウス後ろのあたりの固定ネジを外すと多少やりやすくなります
取り付けるときは、ネジに合わせるのが更にやりづらいのですが・・・頑張って。
右側、リアフォグのコネクタ取付部分。なぜかステーから外れていますが・・
コネクタ外してリフレクタはずれれば表側から爪が見えるので、楽に外せます。
LEDの元配線は、ラゲッジランプ裏に作ってるリレーのたまり場から分岐
ラゲッジランプとスモール配線を合成して給電
テール付近まで回して、使っていないこの穴から出します
配線固定は、ここも両脇に両面テープ張って固定
テールランプ裏には防水でスポンジがついているので、薄めに作ります
コルゲート巻いて適当な穴を通してバンパー裏へ
リフレクター交換
いよいよリフレクター交換です
右側交換中、前後比較
外したリフはリアフォグユニットは流用済み
左側、別物ですね。
なんかシルバーで長いとかっちょいいですが、取り付けると何も見えません
リフ換装・・・なんの変哲もありません。
黄色のマスキングでドイツカラーですね
バンパー裏に固定する箇所がないので、強力マグネット。
これを鉄板部分に張って固定部作ります
ちなみに・・・バックカメラの配線はガムテで貼り付けてありました
もう剥がれてきてましたが。。
右側配線はこんな感じ
LEDテープ給電は上の方でタイベース使って固定。貼り付けはみ出てるな・・
左に行ってる配線の上にマグネットつけてます
ついでなので、バックカメラ配線もまとめて固定。
左側はあっさりしてますね
完成。
完成。
ノーマル状態
LEDリフレクタ点灯
写真だとちょっと黄色ぽく見えますね
リアフォグも点灯
これは普段は使えませんね。
まぁ、片側でも何もなく使ったら迷惑です
バランスは良くなりましたね。
片側切れてますか?って気になるので
ラゲッジランプとも連動しました
停車時は後ろへの警告灯になります。
ふぅ・・・
なんだかんだで頑張って1ヶ月かかりました。
スモール時の電流制限だけできませんでしたが、いい感じです。
Parts and tools
VW / フォルクスワーゲン純正 リフレクター(リアフォグ付き)
後期仕様のリフレクター、加工用に中古で購入
傷も少なく、リアフォグもちゃんと点灯
なかなかの上品だと思います
新品見積もりの1/3ぐらいで買えたのでラッキー。
しかし、こうしてみると長いねぇ。。
住友電装 090型MT防水シリーズ4極コネクタ
リフレクター配線用に、真面目に防水コネクタ使いました。
黒いほうが今回使った4極コネクタ、二個使用。
※一個は前からのあまり。。
灰色の3極コネクタ(TS)も買いましたが、ハウジングがデカすぎたので今回は使わず。
いつもの配線コム通販で買いますが、最近はコネクタとピン類が別売りになっているので、一式買うなら、オスメスコネクタと各ピン、ワイヤーシール(防水のゴム、写真だと左上あたり)がいります。
090端子は比較的太めなので、ピン加工はギボシ加工できる人ならできると思います。
https://hi-1000.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=277500&csid=19
Tuloka 熱伝導テープ 幅10mm
リフレクター加工用。LEDの放熱用に
本来はPC用のヒートシンクとか貼り付けるもの。
Amazonのレビューにもあるけど、こんなあったら一生分ある。。
細く切って使います。
KONISHI ボンド ウルトラ多用途SU
接着剤とはなっているけど、ソフトなコーキングな感じ。
固まるとゴム質になるので、細かい隙間埋めに重宝する。
難点は、使い切れないと次回使うときはだいたいチューブ内で固まっている。。。
今回も完全ゴム化してたので買い直しました。
大手メーカーなので大きめのホムセンならあるはず
不明(Ali) 超薄型LEDストリップライト3mm
Aliにもあった、極細LEDテープ、3mm幅
かなり極細で均一に光ります。もちろん接近すると粒は見えます
基本的な構造は従来のものと変わりませんが、とにかく細い。球数がすごいので(480ダイオード/mだって)光もかなり強め
先にAMAZONでもお試しで買ってみたが、60cmx2本で¥3280、Aliだと5mで¥2470で送料無料。
5mも使うんかという疑問はあるけど、長いほうが単価安かった。
品質はAmazonもののほうがちょっと良さげです
Aliは50cmごとに継ぎ目があるのでちょっと減点、Amazonは60cmで継ぎ目なし、ただ使ってる写真はおなじものに見える。
細い割には強度はありそうですが、サイトで言うほど自在には曲がりません。カットは可能。
LEDが多いせいか、そこそこ発熱します。
巻いたまま使っていたらケースが溶けました。。
本体は無事でしたが、使う場所によっては要注意
それから当然ですが。
そもそも3mm幅なので配線のはんだ付けはかなり細かい。
本体自体、エーモンの細専用配線より細いので、絶縁もしきれるかどうかあやしい。
バスコークなどがいりそうです
サンハヤト ハヤコート
吹き付けると絶縁被膜ができるスプレー
3mmのLEDテープとか基盤裏とかに使ったりします