大阪での某イベントに参加したときのこと。ボンネットを開けると激しい汚れ?
これは明らかにLLC…しばらくエンジンかけておくと、ラジエーターのカシメ部から漏れ漏れw
まぁ、今だからあれですが・・・この後の修理を考えると、かなりブルーになったのは言うまでもありません。
大阪から帰れるんか…俺…とかね。
なお、この記事はあえて詳細には書いていませんので、ご注意ください。
LLCは垂れ流しはご法度だし、処理も面倒だし。
交換が失敗すれば自走出来ずにレッカー、という事態もありえますので、積極的にお勧めする作業ではありませんので、ご注意。
できるスキルを持っている人がやるときにポイントだけ参考になれば。という程度のものです。
一応、私、昔はGSバイトで冬場はLLC交換ばっかりやってましたので、それなりに経験あり。
なぜか一級整備士のいるGSで色々勉強させていただきました。
目次
How to custom
さて、まだ乗り換える予定もなく、さすがに、直さないわけにもいかず。
かといってDに頼むと高いし、何よりも信用できない。
なんせ、ラジエーター漏れてるので見てほしいと持ってったら、「今日は予約がいっぱいで見れません」とか言われましたからねぇ…このDには二度とうちの車触らせません・・・それはさておき。
そんないきさつもありつつ、DIYで直すことにしました。
まずは、整備マニュアルやら、実物やらで下調べ。
某イベントではラジエーター交換の先人に話を聞けたのもラッキーでした。
軽くサポート外してみると、えらい有様。
クランプ外しがかなり大変と聞いていたのであらかじめ外して、タイラップで仮止め状態にしておきます。
ここまで事前準備。
では、交換始め。
まずは定番的にバンパー外し
アンダーカバー回りも外しますが、撤去まではしなくてよかったです。
というか、タイヤハウス奥のグロメットが外れなかったのであきらめ。
この状態で作業します。
まずはラジエーターのドレンを緩めてLLC抜きます。
フレームとアンダーカバーにLLC抜き用の穴が開いてますので、そこから下で受け。
垂れ流さないのは、当然ご法度なのもありますが、抜けた容量が分からないと困るので。5Lほど抜けました。
LLC容量はリアヒーター付きだと総容量8.6L(寒冷理使用、うちの場合)
ちなみにリアヒーターなしの場合は総容量6.6L(いずれもマニュアル記載値)
LLC抜けるのは時間がかかるので、その間に上周りとかを外していきます。
エアクリーナーのパイプも外すので、ウエスなどでゴミが入らないように養生しておきます
ピンクまみれのラジエーターの前にあるのはクーラーコンデンサー。
破損しないように注意。
LLCが出てこなくなったら、ドレンを閉め
ホースはずして、ファンと一緒にラジエーターを外します。
周りのスペースが少なく、手前にはコンデンサーもあるので、干渉に注意して、ゆっくり作業します。
間に段ボールでも挟んだほうが良かったかもしれません
外れましたが、かなりLLCで汚れてますねぇ。。
ホース、ブッシュ類も新品交換します。
そのまま使えなくもはないですが、10年使っていますので、劣化してるのは間違いなし。
互換品ですが、純正と違いクランプが付く部分の保護ラバー?がないので移植します。
ファンユニットは再利用するので、外してラジエータ本体を比較
ものが違うのか汚れなのか、かなり色が違います。
また、あくまで”互換品”なので、細かいところはちょこちょこちがいます。
ファンユニットはコネクタを養生して洗浄し、新ラジエーターへ組付け。
洗浄するのは、もちろんきれいなほうが気持ちいのもありますが
何かあったときに修理前の汚れなのか修理後の汚れなのかわからないのは困るから。
とはいえ、電気ものなので、注意しつつそこそこで終了
エンジン回りの飛び散りもできるだけきれいにしておきます。
普段拭けないところばかりなので、ついでにいろいろきれいにしてみます。
コレがDIYでやるときのいいところですね。
さて復旧作業ですが
ラジエーター取り付け>ホース取り付け>クランプつけ、で作業しました。
後で確認したら、はからずも、整備マニュアル通りでした
ホースを先につけたくなりますが、ラジエーターがないとホースの角度が決まらず、あとでホースをねじって合わせるのも、あまりよろしくないとおもうので。
ラジエーターをゆっくり組付けたら、サポートで仮組み。
角度を見つつ、新ホース類などを戻します。
クランプ類も新品交換。10年物は相当もろくなっています。
外すとき、かなり割れます。新品買っといてよかったです。
そのほか、外したものを復旧し、組付けは終了。
いろいろと掃除したせいで、ラジエーター周りだけ超きれい
この後、LLC入れて、エア抜き作業に入ります
今回はLLCを2L用意して、残りは水で希釈。
LLCが5L抜けてるとすると、濃度は計算上44.18%ぐらい
50%より、すこし薄くなります。
マニュアル記載では、凍結保障温度が
濃度30%で-12℃、濃度50%で-35℃。
想定では4Lぐらい抜けるかなと思っていたので、多少多めに抜けましたが
普通の平地なら問題ないでしょう。
今回の目的はラジエーター交換なので、気になるなら事後にLLC交換して濃度戻せばよいと思います。
抜いたLLCはペットに移して、処理剤入れて固化。
各自治体のごみ処理に従って処分します。
だいたいは燃えるゴミかとおもいます。
ということで何とか交換終了。
しばらくは水温とLLC量チェックは欠かせませんが、一安心です。
なお、この場を借りて
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
なお、毎度ですが・・・弄りは常に自己責任( ー`дー´)キリッ
Parts and tools
KOYORAD / 江洋ラヂエーター 純正同等ラジエーター
いわゆる純正同等品のラジエーター
純正が¥38000程するので、かなり安い
先行してドレンコックとパッキン買っちゃいましたが、ラジエーターについてきました。
適合商品コード「 6000031 」
KOYORADさんで、車輌データーから適合確認を見てくれます。
丁寧に答えてもらえるので、事前確認がおすすめです。
当初、サイトには出ていませんでしたが、商品自体はほかで扱いがあったので、聞いてみたところ、出品していただけました。
掲載がなくても聞いてみるとよいかもしれません。
購入時価格 18,000 円
KOYORAD / 江洋ラヂエーター ラジエーターホース 上下 & クランプ4個 セット
いわゆる純正同等品のパイプセット
たぶん純正よりちょっと安い
純正品はクランプが銀色、こちらは黒
整備性を考えるなら銀色なのだろうが、そう何回も外すとこではないから、黒のほうが見栄えがいいかも。
適合商品コード「 6000107 」
KOYORADさんで、車輌データーから適合確認を見てくれます。
丁寧に答えてもらえるので、事前確認がおすすめです。
購入時価格 3,000 円
トヨタ(純正) ラジエター関連パーツ
ラジエーター関連の交換パーツ
共販で購入分。
流用もできそうだったけど、念のため新品を準備
ラジエータ ドレンコック プラグ 23322-54010 ¥378(未使用)
ラジエータ ドレンコック パッキン 16492-21050 ¥205(未使用)
ラジエータサポート クッション(2個) 16523-28010 ¥2246
ラジエータ サポート LWR(2個) 16535-74150 ¥2916
ラジエータホース クランプ 16581-37031 ¥572
サポートは流用しても行けそうだけど、比較すると少し縮んでた
クランプ類はプラなので、交換時よく割れます。新品準備しておいたほうが良いでしょう
購入時価格 6,317 円
トヨタ(純正) ラジエター関連パーツ (追加)
ラジエーター関連の交換パーツ、追加で購入
ラジエーター関係の分解図に乗ってなかった分。
ウォーターホースクランプ 16581-37020 ¥637
クランプ 90464-00905 ¥183
トヨタ(純正) スーパーロングライフクーラント
純正のLLC、今はこれらしい。
個人的には日産系の緑色のほうが劣化が分かりやすくて好きなのだけど。
購入時価格 2,310 円
ニューストーンインターナショナル(株) New sorb(ゲル化剤)
LLCの回収用に。
液体に混ぜると、ゲル化します。
300ccだとティースプーン一杯ちょっとでゲル化
紙おむつの中身とかに使われてるらしい。
PIAA SPAC SPAC ラジエーターバルブ(ボタン付きタイプ)
ラジエーター交換したので、こっちも交換。
精悍なブラックカラー
値段も変わらないからボタン付きにしたけど、すでにエア抜きも終わってるので、ボタンが活躍する機会はあるのか・・・
まぁ、ちゃんと動いてくれればよいです。
ZRR70/75の適合はSV56S
表示はホンダ系とか書いてありますが、メーカーサイトで確認。
純正より爪が広いので、閉めこんでもほんの少し、ビミョーに斜めってます