一つLEDを作ってみたら、結構簡単にできるけど、部品選定(CRDとか抵抗とかね)で結構明かりさが変わるのねと。
いろいろと部品組み替えて、いい明るさを探るのに、いちいち組み替えていては面倒くさい・・・ということでお手軽にテストできるキットを作ってみます。
応用次第では作ったあとの明るさ調整にも使えますが、基本的に一度決まったらそれほど明るさを変更することは無いと思います。
それに、頻繁に明るさを替えるのなら、調光器などのほうがお手軽ですし。
ということで、テスト時にいちいちはんだ付けしないで組み換えができるキットを作ってみます。
目次
How to custom
ヒントは過去に作った、こんな管ヒューズ改造のダイオード。
これはもう、いつ作ったのか、何に使ったか忘れたものですが・・・脱着がかんたんで重宝しました。かなり適当なハンダ付けしてますね
今回は、車内でお手軽にLEDの明るさを変えて見たいんのですが、ブレッドボード直差しでも流石に不便。特に細かいとこだとなおさら。
そこで、同じ方式で管CRDなどを作ってみます
応用すれば管抵抗なども作れますが今回はCRDバージョンだけ作成。
CRDは定電流ダイオードの略で、抵抗のような計算が不要で、一定電流をLEDに流す部品です。
抵抗だとLEDの仕様によって電流値が変わるので、明るさはわかっても使い回しがあまりききません。
LEDは定格が電流で書かれていることがほとんどなので、電流が直に決まるCRDはのほうがテストとしては使いやすです。
LEDの点灯方法 ~抵抗・CRDの接続例~
http://www.sousin.net/design/sousin/contents/led_tentou.htm
管ヒューズ型にすることで、汎用のヒューズフォルダで簡単に部品交換してテストができるようになります。
さて前置きが長くなりましたが、今回使った部品
CRDとか以外では、新しく買ったものはほとんどなく、工具箱とかに転がってた部品の寄せ集めで作ってます。
管ヒューズ、ヒューズフォルダ、ギボシや端子、シガーソケット、電線、みのむしクリップ
あとは、組み込むCRDとダイオードですね
管ヒューズはいくつかタイプが有るのですが、端がハンダでくっつけてあるタイプを改造します。
まったく詳しくはないのですが、電流値が小さいものは、その構造のものが多いようです(左)
1Aの管ヒューズだと、端が金属製のキャップ(右)でした。
カッターで軽く削ってみればわかります
まずは管ヒューズをばらします
端を半田ごてであたためて、ハンダ吸い取り器と半田ごてなどで、ハンダをとります。当然ですが熱くなるので注意です。
こんな感じでピンセットに挟んで、上に押し上げながら温めると、ばらばらにできます
ガラスに接着剤の跡が残るので、カッターなどで削ってきれいにしておきます。
管ヒューズをばらすと、こんな感じになります
ばらした管ヒューズのヒューズ部分の代わりに、CRDを入れて半付けしていきます。
今回はCRDは10、15、20、30mAと逆電流防止のダイオードを使ってつくります
端にもともとの穴があるので、そこに部品の足を通し、ハンダを盛ってこてをあてるだけです。半田を盛る端の部分は電極になるので、なるべくフラットになるようにします。
あとは写真のようにラベルをつけて、方向がわかるようにマイナス側に黒色塗りしてみました。
これで管CRD(+管ダイオード)が完成です
あとは管CRD以外の配線関係をギボシや平型金具で作っていきます。
電源側はギボシ、LED側は平型端子にして、誤接続防止にしています。
たぶんこれならはまるところにはめれば間違えないはずです。
ヒューズボックス内は逆にするとアウトですが…基本的にはCRDはもダイオードなので逆向きには流れないはず。
今回は電源側の配線、ヒューズボックス、LED側配線の3ピース構造です
電源側はスイッチング電源とシガーで切り替えができる仕様です
LED側は単純にワニ口クリップにしていますが、別のものつけたり分岐したりとか、後で変更できる様に平型端子をかましてます
ただ、後で考えると加工にはギボシ使うのがほとんどなので
LED側をギボシにして、電源側を平型端子にしたほうが汎用性ありそうです
接続して、点灯テスト
これで、車内に持ち込めば、管CRDを簡単に交換して電流変えて、LEDの明るさとか、色のバランスとかが見れます
車内は狭い空間なので、配置や内装との干渉などでかなり照射範囲などが変わりますね。明るすぎても、うっとおしいし。。